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特注品の紹介

特注品 ~その1【大拍子太鼓NO1】

今回は、こだわりの方の担ぎくり抜き締め太鼓
 ・1尺4寸(胴口径1尺1寸長さ1尺7寸5分)特注品
特注の内容
①担ぐ為に、軽量である事。
②長く使える事。
③従来の太鼓の音がする事。

従来の桶太鼓を担いでいましたが、その太鼓形状を大幅に変更してみました。
従来の胴はご存知のようにスギノキやサワラなどの板を合わせてつくります、そのため合せ部分が離れないよう
 竹を割って組み込んだタガをはめているため、軽量化には限界がありました。

この構造を選ばず、当社の加工技術で秋田スギ材の原木をくり抜き最大まで軽量化いたしました。
厚さがないので、弱いと思うかも知れませんが、この後の当社のマル秘加工で強度を大幅に向上させております。
胴のフチの強度を保ちながら、皮の振動を安定させるための特殊サイズで仕上げております。
 
組み上がり総重量4,4Kgです。通常の桶胴よりも1キロ前後軽くなりました。
実際組み上げて試し打ちしてみると、意外にも音は桶胴に比べて内部にこもるような感じがなくなりました。(当社比)
今までの、太鼓製造工程の概念を変えるような、太鼓の製造もしておりますので、気楽にご相談ください。
 

特注品 ~その2【竿燈用大締太鼓】

 現在の竿燈の太鼓は、ほとんどが木の板を合わせて組み立てた桶胴となっておりますが、
明治時代の頃までは1本の木をくり貫いたくり貫き胴のものが多く作られていたようです。
しかし、手作業による特別な技術を持った職人でないと作れないことから、桶胴へと変わっていったようです。
今回、秋田市内の小学校竿燈会様より竿燈用の太鼓をご注文頂き、昔の製法でやってみようと
当県の銘木で秋田県の山で育った150年程の直径約70㎝の秋田杉を使って作ってみました。
 
*桶胴とくり貫き胴との音の違いについて
 桶胴は、木の板の貼り合せで異種原木素材の集成となり、桶胴特有の軽い音がします。
 くり貫き胴は、1本の原木の同材質であるため深く厚みのある音となります。
 空気のもれも無く響きの良い音がします。
 

特注品 ~その3【大拍子太鼓NO2】

今回の担ぎ太鼓はセンノキ(地方ではオニセン、アオセンとも呼びます)をくり抜いて作りました。

この材質はしなり強く折れにくい性質のため、昔はスキーやソリの素材として使われていました。現在は植林材が少なく貴重なものとなっております。

 内面は波型に加工し強度音質とも良くなりました。(当社比)

 材質の厚みは部位によりますがくり抜き加工では難しいと言われておりまし12mm~14mmと薄く加工することに成功しました。

 皮は通常の桶胴太鼓よりも厚めの一番皮(牛の首から肩の部分左右一対)、ジャージ牛メスの放牧したものを使用しました。そのため打ち込むほど良い音になります。

 

 担ぎ桶胴は板を組み合わせて竹のタガで締めておりますが打面を強く打った時に胴の内部圧の影響で空気漏れのようなモコモコした音に感じます。また、速いテンポで打った時も同じようになりますが、このような感じはかなり改善されました。

 

 価格は桶胴に近い価格にて提供させて頂いております。

 特注品のため受注生産となります。
 材質をケヤキ材等にすることも可能です。
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