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今回の担ぎ太鼓はセンノキ(地方ではオニセン、アオセンとも呼びます)をくり抜いて作りました。
この材質はしなり強く折れにくい性質のため、昔はスキーやソリの素材として使われていました。現在は植林材が少なく貴重なものとなっております。
内面は波型に加工し強度音質とも良くなりました。(当社比)
材質の厚みは部位によりますがくり抜き加工では難しいと言われておりまし12mm~14mmと薄く加工することに成功しました。
皮は通常の桶胴太鼓よりも厚めの一番皮(牛の首から肩の部分左右一対)、ジャージ牛メスの放牧したものを使用しました。そのため打ち込むほど良い音になります。
担ぎ桶胴は板を組み合わせて竹のタガで締めておりますが打面を強く打った時に胴の内部圧の影響で空気漏れのようなモコモコした音に感じます。また、速いテンポで打った時も同じようになりますが、このような感じはかなり改善されました。
価格は桶胴に近い価格にて提供させて頂いております。